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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第49章 変化の兆し
「あ、ごめんなさいっ。」
あたしは急いで身体を起こそうとした。
だけどあたしの身体には海斗様の腕が絡まっていて身動きが取れない。
「莉愛菜…」
「か、海斗様。重いですからっ」
久しぶりに触れた海斗様の体温に、あたしの身体は熱を持った。
海斗様の手はあたしの背中をサワサワと撫でている。
あたしの目の前には海斗様の胸が規則正しく動いてる。
すると、ふと背中を撫でていた腕が止まって海斗様の声がした。
「ん?…莉愛菜?」
キョトンとして見下ろす海斗様はこの状況をよくわかって無い様子。
もしかして寝惚けてた?!
あたしはガバッと起き上がった。
もう海斗様はあたしを抱きしめてはいなかった。
なんだか難しい顔をしてあたしを見てる。
「す、すみませんっ。今どきますからっ」