この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第4章 始まりの朝
穏やかな海斗様の裏の顔……
すみれさんは心配そうにあたしに忠告してきたけど、周りの海斗様ファン?みたいな子達は不安気な様子もなく、純粋に海斗様に好意を寄せているように見える。
すみれさんだけが何かを感じてるってこと?
すみれさんが適当なことをいう人じゃないってわかる。
だからこそあたしの胸に少しの不安が湧きあがる。
けど……
こんなことで初めから不安になってたら駄目だ!
しっかりしないと。
それに普通に挨拶を交わすくらいで何か起こるわけ無いし。
しかもあたしは海斗様じゃなくて鞠子様のお世話をするんだから、あんまり言葉を交わす事も無いだろう。
「大丈夫です。お仕事ですから。海斗様とも適度な距離を保っておきます。」
「そうね、仕事は仕事だしね。変なこと言ってごめん。朝礼行こうか。」
そして二人で寮を後にし、朝礼へ向かった。