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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第50章 自分の気持ち
次の日は、結局ろくに眠れないまま迎えた。
海斗様は今まで通りで、やっぱりあたしが深く考えすぎてネガティブになっているのかもしれない。
ちょっとの事で、海斗様と壁があるとか、避けられてるかもなんて感じてしまう自分が嫌だった。
あたしと海斗様はメイドと主人。
ある程度壁があっても普通だろう。
恋人では無いのだから…
あたしは寝ていないせいでクマが出来てる顔を少しメイクして隠していた。
それでも海斗様は鋭いから、あたしの変化に気付いてしまうんじゃないかと恐くてろくに目を合わせる事が出来ない。
それに、昨日泣いてしまったから目が腫れてるし。
バレるかハラハラしていたけど、結局それは危惧に終わった。
だって、
海斗様もあたしを見てはいなかったから……