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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第50章 自分の気持ち


結局海斗様は、昨日寝る前に言った”今日は接待だから先に休め”と言う事だけ告げて、秘書の寺井さんのお迎えが来て出て行ってしまった。

出て行く直前、いつも目を見て笑顔でお見送りするから、なんとかそれはちゃんとやりたかったから必死に自然な笑顔を作ったつもりだったけど、上手くいかなかった。

自分の顔を見てないから分からないけど、その時ばかりは同じようにあたしをきちんと見てくれた海斗様の表情が少し歪んだから。


情けないなぁ~……


こんな自分の感情で、主人である海斗様に対してあんな態度を取ってしまうなんて。


この日は一日なんだか元気が出なくて、ぼーっとしてしまう事も多く、そのせいでいつもはしない失敗をした。

鞠子様のお世話を手伝ってる時に、あたしの様子に気付いた鞠子様とすみれさんが心配して声を掛けてくれる。

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