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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第50章 自分の気持ち


「どんどんネガティブに考えちゃってっ……目を合わせてくれないだけで悲しくてっ…なんで急にこんな…分からなくてっ……不安で…直哉の事っ…言えなくてっ」

「うん。」

「鍵も…返さなきゃ、いけないのに……言えなくてっ……恐いよっ…海斗様が、恐い……反応が、恐い……」

「うん、そっか。」

「笑って…見送りたかったのにっ……それも、上手く…出来なくてっ……」


海斗様を笑顔で見送る事だけは、変わらずにやって来たのに。

どんなに海斗様があたしへの態度を変えても、仕事に行く前のその時は、今までと変わらずにあたしの目を見てくれたから。

あたしが笑顔で見送ると、ホッとした顔で笑ってくれたから。

だからどんなに不安が募っても、寂しさに押し潰されそうで、その時は笑顔でいたのに。


今日、とうとうそれすらできなくなってしまったあたしは、もう限界だった。


もう全部吐き出してしまいたい。



「好きなの……海斗様がっ、好きなの……」


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