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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第50章 自分の気持ち
やっと言葉にした自分の気持ち。
ずっと見ないようにしてた。
だってあたしはメイド。海斗様は主人。
そしてあたし達の関係は、再会した時からおかしなことになっていた。
ご主人様と専属奴隷。
そんな関係の二人に普通の恋愛なんてできないと思ってた。
それでも海斗様はあたしにいつもまっすぐな愛情をくれた。
それはとても暖かくて優しくて。
小さい頃から海斗様に与えられた暖かさを久しぶりに感じてとても安心できた。
この人をもっときちんと受け止めたいと思った。
海斗様の気持ちにも、自分自身の気持ちにもちゃんと向き合おうと思った。
そして感じた自分の気持ちの変化。
それが恥ずかしくて、嬉しくて。
とても幸せな気持ちになれたんだ。
でもそんな時に海斗様はあたしと距離を取り始めた。