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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第51章 すれ違い
ガチャッ―――
ドアを開けて部屋に入る。
海斗様はまだぐっすりと寝ていた。
上半身裸の海斗様に、布団を掛けなおして部屋を出ようとしたらバスルームの方から音がした。
びっくりしてその方向を見ると。
「あなた誰~?」
知らない女性が明らかにお風呂上がりの様に、身体にバスタオルを巻いた姿で出てきた。
誰って…、こっちが聞きたい。
しかもその女性はあたしが好きで海斗様が揃えてくれている桜の入浴剤の香りに包まれていて……
胸がズキッと痛んだ
そんなあたしに構わずに、あたしを上から下まで舐めまわす様に見た女性は
「あ、もしかして海斗君の専属メイド?」
と聞いてきた。
あたしは何も言葉が出てこなかったけど、とりあえず頷いた。