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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第51章 すれ違い
なんだか考えたらただの馬鹿だ。
自分で勝手に盛り上がって、有頂天になってた。
それで、海斗様の態度が変わったとか言って騒いで。
あたしはきっと、りんさんみたいに海斗様にハマってしまった面倒な奴隷だって思われて、あんな態度を取られていたんだろう。
このままだと専属メイドから外されるかもしれないな。
あたしは立ちあがった。
今、この隣の部屋で、海斗様が他の女性と眠ってる。
あたし以外を抱く事は無いと言ったベッドで。
そう思っただけでこの部屋にいる事を身体が拒否する。
急いで外に出かける準備をし、部屋を出た。
今日は平日。
直哉の家に鍵を置きに行くとすみれさんと恭介さんに伝えてあった。
さっさとそれに行ってしまおう。
そして少し買い物をして、戻った頃にはもうあの女性はいないだろう。
あの人といる海斗様はもう見たくない。