この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第53章 主人の怒り
俺もそれですぐに婚約破棄に出来なかった。
でも俺は運良くその違法行為の決定的証拠を手に入れた。
だがそれだけではもみ消されてしまうかもしれない。
慎重に慎重を重ね、俺の信頼できる人達の協力の元、林海を黙れせる算段ついたのだ。
そして、これを突き付けて、婚約の解消と、二度と清瀬に関わらない事、清瀬に関わる全てのモノから手を引く事を約束させるつもりだった。
そしてそれは成功した。
最初は余裕のあった林海も、俺が次々と出す決定的証拠に何も言えなくなった。
林海の自分勝手なやり方が気に入らなかった幹部が、林海に辞任を要求したのだ。
婚約は見事解消。
そしてRINKAIはこれから大変な道を歩く事になるだろう。
俺はやっと肩の荷がおりた気分だった。
心おきなく莉愛菜を抱きしめられる。
早く帰りたい。帰って莉愛菜の顔が見たい。
莉愛菜を心から笑わせてやりたい。