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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第53章 主人の怒り


そして林海は会社での尋問を受けるため出て行った。

俺は最後に林海の娘、亜子と話すため部屋に残った。

そこで俺は婚約解消の意志をはっきり亜子本人に告げたのだ。

今後、この女との間に変な蟠りがあると、いずれ莉愛菜に危険が及ぶかもしれない。


まぁ、RINKAIにはそんな力も無くなるのだが。

この女は俺の前では終始大人しく、淑やかにしていた。

俺の言葉を聞いて、一粒の涙をこぼしながらも頷いてくれた。

だが、その後の記憶が無い。


まったくと言っていいほど無いのだ。

どうやって帰って来た?


「寺井はどうした?」

俺が睨みつけると亜子は悪びれる様子も無く微笑みながら、


「あの秘書サンならきっとこの屋敷のどっかで寝てるんじゃないかな?
あたしのSPに、眠らせて屋敷のどっかにテキト―に寝かせといてって頼んだからぁ~」

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