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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第53章 主人の怒り


何だ、この女は?

昨日のあの淑やかだった女か?


露わになった胸を隠す事も無く俺に上目使いをする。

見てるだけで吐き気がしてきた。

「眠らせたってどういう事だ?!」

俺は怒りのままに亜子を怒鳴り付けた。

「そんな怒んないでぇ。
よくドラマで見るでしょ?布を口元に当てると意識飛ぶやつ。海斗君もぐっすりだったねぇ。
寝顔もちょー亜子のタイプ~」

俺の怒鳴り声にもまったく動じてない。

なんなんだ?!


俺は怒りで気が狂いそうだった。

こいつに対しても、自分に対しても。

こいつに隙を見せたからこんな事になってるんだろう。

薬で眠らされるとは。

でも、そうしたら、裸ではあるがヤッてはいないんだろう。



俺はもうこの女を無視してベッドから降り、服を着ようとベッド脇の小さなソファーに向かった。

いつも莉愛菜が俺の着替えを置いてくれるところ。

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