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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第53章 主人の怒り
「なんかものすごくショック受けたような顔してたよ?
海斗君に一方的に婚約破棄されたんだもん、仕返ししたくてやったんだけど、見事に信じてくれたみたい。
でもあの子メイドなのに主人の海斗君の事好きなのかな?
身の程知れッて感じだよねぇ。
まさかあの子が”りあな”じゃないよねぇ?」
俺は完全に怒りで支配された。
ダラダラと俺の怒りを増幅させる言葉を並べながら着替え終わった女は、俺の雰囲気にやっと気付き、今更ながら怯えた顔をした。
俺はその女を壁際まで追い込み、首を掴みながら背中を押しつけた。
「”身の程知れ”?
その言葉、そっくりそのままお前に返してやるよ。」
「うぐっ…く、苦しっ」
苦しそうに顔を歪める女に更に怒りが増す。