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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第53章 主人の怒り
「婚約解消は、お前も納得しただろ?
なのに何が仕返しだ。
仕返しなら他の奴じゃなく俺にしろ。
それができないなら他の奴に手を出すな。
言ったよな?清瀬に関わる人間に手を出すなと。
それはお前のクソ親父だけじゃない、お前にも言ったんだ。
なのにお前は早速それを破った。
覚悟しとけ。RINKAIは本当に終わりだ。」
「ご、ごめっ…うぐっ…離しっ」
俺が女の首を掴みながら睨みつけていると、
バンッ―――
「海斗っ!!!」
俺の数少ない信頼できる友人、恭介が勢いよく部屋に入って来た。
こいつがこの部屋に来る事はあまりない。
俺のしている状況を見て驚愕の表情をしながら、
「おいっ、落ち着けっ!!
死ぬぞっ海斗っ!!!」
俺の手を女の首から離した。
女はしゃがみこみ、目に涙を溜めて嗚咽を零しながら”ごめんなさい”と謝っている。