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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第55章 後悔
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俺は、自分の耳を疑った。
まるで時間が止まったかのような錯覚に囚われる。
莉愛菜がいない?
しかも
よりによってあの男の所に行ったのか?
「なんでっ…!!
なんであいつの所にっ!!」
「落ち着けって!!
莉愛菜ちゃんは鍵を返しに行ったんだよ。」
恭介が俺の肩を掴んで宥める。
それでも俺は落ち着けるはずもない。
莉愛菜がいないんだ。
「俺はそんな事聞いてないっ。」
聞いてないぞ莉愛菜。
もし俺が聞いてたら絶対止めた。
一人でなんか行かせるはずも無かった。
この間のあの男の異様さ。
莉愛菜に別れを切り出され、完全に執着していた。
あの目は、莉愛菜に何をするかわからない。