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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第55章 後悔
部屋を出て車を取りに行った恭介を待っていた。
すると本邸の方からすみれが走って来た。
「海斗様っ!!
すみませんでしたっ!!」
俺に向かって深く頭を下げたから、やんわりと制した。
それでも頭を下げ続ける。
「あたしがもっとちゃんと止めるべきでした。
止められなかったとしても、着いていくべきだった!!」
「自分を責めるな。
きっと莉愛菜は、俺ですら着いて行かせなかっただろう。
悪いのは、莉愛菜に執着しているあの男だ。」
きっと莉愛菜は自分なりに考えて行動した。
実際この時間帯はあいつはいないはずだったんだろう。
だが、連絡が取れないと言う事は、予想外の事態になっているという事。
莉愛菜は部屋で監禁されてる可能性もある。
もしかしたら、あの寝室に……
あの男の目を思い出す。
一刻も早く行かなければっ。
丁度来た車に飛び乗り、莉愛菜の元へ向かった。