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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第56章 奪還


道は平日の昼間だからか、たいして混んではいなくて、そこだけは安堵する。

車に乗る前、一緒に行くと言いだしたすみれに残るように言い、俺の部屋にいる林海亜子を追い出すようにと指示をした。

俺の部屋に女がいると言う事で、怪訝な顔を一瞬見せたが何も言わず従ってくれた。

そしてベッドルームとバスルームの掃除。

莉愛菜を連れて帰って、あの女の形跡が残ってる場所にいさせたくはない。

すみれは母さんに仕えてるメイドだ。完璧にこなしてくれるだろう。



あの男のマンションに着いたのは昼ごろ。

「俺は車止めてくる!!部屋番号は?」

「508号だ。
今から20分経っても俺が現われなかったら来てくれ。」

すると恭介が心配そうに俺を見る。

「無茶するなよ?」

「あぁ、殺しはしない。」

恭介の顔が引き攣った気がしたが無視して走り出した。

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