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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第56章 奪還
こんな場所じゃなければ、すぐにでも押し倒していた。
すると、
「邪魔するなよ清瀬海斗!!
莉愛菜は俺が傍にいなきゃ駄目なんだっ。はやく莉愛菜を離せっ!!」
ふざけた事を言う奴だ。
俺の腕の中の莉愛菜はお前が近づいてきた途端震えが増してるのに。
「な、直哉…目を覚ましてよっ!直哉はこんな事する人じゃない!!」
突然莉愛菜が震えながら男を見据えて言い放った。
手は俺の服を強く掴んでいる。
「は、莉愛菜?
駄目だろそこにいちゃ。ギュッてして欲しいなら俺がしてやるよ?」
男が莉愛菜に手を伸ばす。
だが莉愛菜はそれを無視して話し続ける。
「直哉はいつでもあたしの事考えくれた。大事にしてくれてた!!
…今みたいに、無理矢理なんてことするひとじゃなかったよ!!
あたしだって……あたしだって直哉が好きだった!!」
莉愛菜の言葉に俺の嫉妬心が沸き上がる。