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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第57章 素直な気持ち


すると不意に優しい表情になって、頭を撫でられた。

その仕草に胸がキュンとして顔が熱くなる。


そしてあたし達は車で屋敷に戻った。


その間、海斗様はずっとあたしの手を握って抱き寄せてくれた。


屋敷に着くと、恭介さんが連絡していたのか、すみれさんが物凄い勢いで近づいてきた。

「莉愛菜っ!!」

そして強く抱きしめられる。

「ごめんね。ごめんね。
あたしが付いていけばこんなことにはっ…」

あたしはそっと抱きしめ返した。

「すみれさん、心配かけちゃってごめんなさい。
海斗様が助けに来てくれたから、もう大丈夫ですっ。」

そういうと、顔を上げて海斗様を見て、そしてまたあたしに視線を合わせニコッと笑ってくれた。

あたしもその笑顔を見て、なんだかすごく安心した。

「行くぞ。」


海斗様に手を引かれ、すみれさんと恭介さんにお礼を言って離れに戻った。



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