この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第58章 溢れる気持ち
扉が開く音がしたと思ったら、突然海斗様が入って来た。
しかも一緒に入るつもりなのか裸で…
何度も一緒にお風呂に入っているけれど、最近海斗様があたしに触れる事が無かったから久しぶりで、なんだか妙に恥ずかしくなってしまう。
あたしは扉に背を向けていたから後ろ姿しか見えていないけれど。
すると急に後ろから抱きしめられた。
「泣いてるのか?」
海斗様はあたしの耳元で心配そうに聞く。
あたしは何も答えられない。
というか、どう答えていいかわからなかった。
すると海斗様はあたしから離れてシャワーを浴びて、桜の香りのボディーソープを手に取り、泡だてながらあたしの身体を撫で始めた。
「俺が洗ってやる。
あの男の匂いが取れるまでしっかりな。」
そう言ってあたしの背中を丹念に撫でる。
あたしは久しぶりの海斗様の手の感触に、それだけで身体が熱くなる。