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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第62章 平穏な日々
「そんな、迷惑なんて全然ですっ!
海斗様はとても優しくて、いつもあたしの事気にかけてくれてます。」
あたしは素直な気持ちを口にした。
本当に海斗はいつもあたしの事を考えてくれる。
自分の事よりあたしの事。
「そうか。ならいいんだが、何かあったらすぐ拓海パパに言うんだぞ?
俺が海斗に言ってやるからな。」
そう意地悪そうに笑う顔が海斗のそれとそっくりだった。
「父さんばっかり莉愛菜独り占めしてずるいなぁ~。
兄ちゃんに怒られるぞ。」
ニヤニヤしてひょっこり現れたのは海來君。
「あいつは本当に莉愛菜の事になると心が狭いよ。
そこは直してもらわなきゃな。俺だって莉愛菜と話したいんだ。」
「俺だってそうだよ。
なのにいつも兄ちゃんは莉愛菜にべったりで隙が無いんだよね。
こんな時くらい莉愛菜は兄ちゃんと離れて伸び伸びした方がいいよ。」