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第62章 平穏な日々

「海斗に睨まれても知らないぞ。
莉愛菜、あんまり飲みすぎないようにな。」

そう言って拓海様は他の人と話に行ってしまった。

海來君は自分の飲むビールを片手にあたしの横に座る。

「すみれちゃん久しぶりだね！
相変わらず綺麗だなぁ～。」

そう言ってすみれさんに微笑む。

「また海來様は口がうまいなー。
そういう事、メイド皆にいってるんでしょ？」

そう言ってすみれさんはからかうように笑ってる。

海來君はこのお屋敷に住んでるわけじゃないけど、ここで働く皆と仲がいい。

とても気さくで、海來君が嫌がるから皆海來くんにだけは敬語を使わないんだって、再会してから知った事。

「俺は嘘は言わないよ～。
可愛いと思ったら可愛いって言うし、綺麗だって思ったら綺麗って言うよ。」

悪びれもせず言う。

軽い発言だけど、素直なとこは海來君らしいな。