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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第62章 平穏な日々
にこやかに握手を交わす二人。
何かあったらって何だろう?
そんな事ある訳無い。
だって仕事だって接点ないんだから。
そして海斗がその場を立ち去ろうとするから後を追えば、
「莉愛菜ちゃん!
今度寮の方に遊びに来てよっ。
また俺がお酒作ってあげるしさ。
待ってるよ!」
またにこやかに手を振ってきた。
あたしは返事は曖昧に、苦笑しながら手だけを振り返した。
そして振り返ると海斗がこちらをじっと見て、そのまま黙って歩き出した。
スタスタと速く歩く海斗に追いつこうと必死に付いて行く。
いつもあたしの歩く速度に合わせてくれる海斗は、そのままのスピードでどんどんバーベキューの輪から外れて行った。
そして、あたしがやっと追いつくと、
そこはこのお屋敷にある林だった。
少し離れた所にバーベキューを楽しんでる人達。
そしてその周りで何やらボールとかで遊びだしてる人達が見えた。