この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第64章 パパの想い


「雨……。」

あたしは何も言えない。

パパは何が聞きたいんだろう?

あたしの記憶が曖昧な事はパパももちろん知っている。

あまりにショックな出来事は、心の防衛本能で記憶に蓋をしてしまう事があると、お医者さんが言っていたと聞いた。

「莉愛菜、ママの事は、莉愛菜のせいじゃない。
気に病む必要はないんだ。
莉愛菜がいつまでも自分を責めていたら、ママはきっと悲しむ。」

あたしの頭を撫でながら、優しく語るパパ。

あたしの目からは、気付いたら涙が零れていた。

「でもっ、あたし…」

助けてあげられたかもしれない。

まだ小さかったあたしだけど、何か出来たかもしれない。

ただ泣いてママを呼ぶことしかできなかった自分。

もしあの時、泣いてばかりいないで何か出来ていたら。

何かって何?

分からない。

小さな子供、ましてや5歳だった自分に出来る事なんて無かったかも。

それでも、そう考えずにはいられない。


/812ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ