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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第65章 莉愛菜の変化
最近、莉愛菜の様子がおかしい。
あっという間に8月も終わり、9月になった。
残暑というのはこんなにも暑苦しいものだったか。
ついイライラしてしまうが、俺の傍に莉愛菜がいる時はとても穏やかな気持ちになれる。
莉愛菜も俺といると嬉しそうに笑ってくれる。
それでもやはり様子がおかしい。
その変化は日に日に色濃く出てくるようになる。
いつもミスなんてしないのに、仕事でミスをする事が増えた。
仕事中も、二人でいる時間も、たまに物思いにふけっているときがある。
心ここにあらずといった感じ。
食事の量も減った。
俺が心配しても、大丈夫だと笑う。
それでもミスをする度に、申し訳なさそうにひたすら謝り続けて涙を浮かべる。
たいしたミスなんかじゃないのに。
完全に情緒不安定。
俺は心配でたまらない。
だから、ここ数日は莉愛菜をなるべく一人にしないようにしてる。