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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第65章 莉愛菜の変化
俺が本庄さんに呼ばれたのは、そんな日が続いたある日。
莉愛菜の母親の命日が1週間後に迫った日の事だった。
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「わざわざお呼びたてしてしまって申し訳ありません。
本来なら私が海斗様のお部屋に伺うべきなんですが、莉愛菜には聞かれたくなかったもので。」
本庄さんがそう言って俺に頭を下げる。
本庄さんが俺に話なんて、莉愛菜のことだろうと安易に想像できたから、俺は何も聞かずに本邸の、父さんの書斎にやって来た。
二人掛けのソファーの真ん中に腰掛ける俺。
目の前のソファーに座る本庄さん。
そして横の一人掛けのソファーに座る父さん。
この部屋には俺たちの3人だけだ。
「母さんは来ないの?」
俺は父さんに聞いた。
莉愛菜の話で父さんもいるなら、母さんだっていてもおかしくないのに。