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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第65章 莉愛菜の変化


「最近の莉愛菜はどうですか?
何か変わった様子はありませんか?」

心配そうに眉を下げている。

本庄さんだって、できれば莉愛菜の傍にいたかったはずだ。

去年までの間だってずっと莉愛菜を気にかけていたはず。

きっと莉愛菜を一番心配してるのは父親である本庄さんだ。

たった一人の娘なんだから。

俺が一番心配してると言いたいが、父親である本庄さんの莉愛菜への想いには張り合っていいわけがない。

悔しい気持ちと独占欲が湧いてはくるが、そこはじっと堪える。


「最近は少し情緒不安定なところがある。
仕事も珍しくミスすることもあるし、ぼーっとしてる時も。
なにより毎日夢で魘されている。」

俺はここ最近の莉愛菜の事を全て話した。

父さんと本庄さんが見れない莉愛菜の変化。

莉愛菜はいつも通りニコニコと何事も無いように笑うから、周りの人間はほとんどが気付いていない変化を。


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