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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第65章 莉愛菜の変化
「桜…莉愛菜の母親はトラックに跳ねられたんです。
運転手は捕まったし、それは莉愛菜も知っています。
でも、何故さっきまで隣にいた母親が、トラックに轢かれるような事態になったのか分からないんです。
周りには他に人もいなくて、目撃者も無く、運転手が言うには……」
そこで本庄さんは辛そうに言葉を止めた。
俺は何か嫌な予感がした。
莉愛菜に関する事だ。
莉愛菜の事は全て知りたい。
でも、莉愛菜本人が知らない事を俺が先に知っていいものだろうか?
あまりにも言葉にするのが辛そうな本庄さんを見て、父さんが代わりに口を開いた。
「運転手が言う事が正しいという証拠も何も無い。
目撃者がいないからな。
ただ、その運転手が言ったのは、
飛び出してきたのは子供だった……と。」
俺は心臓を掴まれたような衝撃を感じた。
子供が?!
と言う事は……