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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第65章 莉愛菜の変化
「俺は、莉愛菜を愛している。
心から愛しているんだ。
だから傍に置いておきたい。
結婚だってしたい。
俺の気持ちは、あのガキの頃よりも増している。」
俺は真剣に本庄さんの、莉愛菜の父親の目を見据えて言った。
本庄さんはそんな俺の表情をじっと見つめている。
俺の心の奥まで読み取ろうとするかのように。
「海斗様は、今の話を聞いて何も揺るがなかったのですか?
もしかしたら莉愛菜はこれからもっと不安定になるかもしれない。
思い出す日が来てしまったらそれこそ。
あなたに莉愛菜を支えられますか?
あの子を守れますか?
最後まで…傍にいる覚悟はありますか?」
そんなの決まっている。
俺に迷いなんて無い。
そんなもので揺らぐような気持ちなら、こんなに長く莉愛菜一人を想い続ける事なんて出来なかっただろう。
傍にいる覚悟?
そんなの俺は昔からとっくに出来てる。
俺以外、誰が莉愛菜を守れるって言うんだ?