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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第66章 不安な季節


海斗は、拓海様の書斎に用事があると言って出て行った。

その間、あたしは思わずぼーっとしてしまっていたんだけど、突然現れた鞠子様とすみれさんのお誘いで、お庭に出てお花の手入れを手伝う事に。

鞠子様にフラワーアレンジメントを教えてもらって、すみれさんと一緒に花瓶にお花を活ける。

とても楽しくて気分転換ができた。

外で、太陽の下で過ごすのってやっぱりいいな。

鞠子様は講習会も開いてるから、とても教えるのが上手い。

あたしもすみれさんもとても楽しくアレンジできた。

そして鞠子様も上手って誉めてくれた。

綺麗なお花を見ていると、心が明るくなる。

後片付けをして、二人にお礼を言った。

きっとあたしの事を心配してくれているから。

だから”大丈夫だよ”って意味を込めて、思いっきり微笑んだ。

嘘じゃない。

本当に大丈夫。

あたしには、こんなにあたしの事を想って、気にかけてくれる人がいるから。

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