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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第67章 夢の中


光の中、目を開けるとあたしの前には海斗。

あぁ、あたしを呼んでいたのは海斗だった。

あたしの愛しい人。

雨や雷の日も、ここ最近の不安定で魘される夜も、
海斗はいつもあたしを暗闇から救い出してくれる。

そしてあたしの涙に濡れる頬を拭って抱きしめてくれる。

背中を擦ってくれる。


そして今日もそれは変わらない。

やっぱりあたしは海斗の睡眠の邪魔をしてしまったのに。


「ごめんなさい…」

小さな声で言うと、あたしを更に抱き寄せて海斗は言う。

「莉愛菜…。
莉愛菜は俺が絶対救い出してやる。
お前の不安も、胸の中に抱える柵も全て受け止める。
そしていつか、お前をその柵から解放してやるから。
だから、もう少し。
もう少し頑張れ。俺がいるから。」

海斗の言葉に、さっきとは違う涙が溢れた。

あたしはなんて幸せ者だろう。

彼に思いっきり抱きついて目を閉じた。


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