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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第69章 夏の終わりの夕暮れ
今日はとてもスッキリと目覚めた。
何故か夢を見なかったから。
昨日海斗に翻弄されて疲れて意識を手放して。
だからだろうか?
とにかく、久しぶりにゆっくり眠る事ができて嬉しい。
海斗もグッスリ眠っていた。
あたしは今、すみれさんと町に買い物に来ている。
この間、一緒にお花の手入れをした時に誘ってくれたんだ。
きっとあたしの気分転換になるだろうと思ってくれたんだと思う。
海斗は今日も仕事で家にいれなくて、あたしを一人にする事をとても気にしていたから、すみれさんと出掛ける事を伝えたら安心してくれた。
何かあったら連絡するように言って、仕事に出かけて行った。
「ねぇ莉愛菜、あそこの店行ってもいい?」
すみれさんが指さす方を見ると、とても可愛い雑貨屋さん。
「はいっ。行きましょうっ。」
あたしも見たくなって一緒にお店に入った。