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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第69章 夏の終わりの夕暮れ


お店の中には、可愛い雑貨が所狭しと並べられている。

バスグッズや小物類、可愛いお皿などのキッチン用品まである。

そこでふと目がいったコーナー。

マグカップがたくさん並んでいる。

その中の一つ、白いマグカップにアルファベットが書かれたシンプルなデザインながらも形が可愛いマグカップ。

「これ、可愛い。」

あたしが手に取って見ていると。

「あら、ほんとね。
字体もすごくお洒落っ。」

すみれさんも同意してくれた。

「あ、あった。」

あたしは探していた文字を見つける。


”K”

海斗の”K”

そのカップを手に取ると

「ほんと莉愛菜っていつも海斗様のことばっかり考えてるのね。」

と言って肘で突かれて笑われた。

「普通、まずは自分のイニシャルがあるか探さない?」

そっか、そういうものかな?

ただなんとなく、自分の”R”より”K”を探してしまった。


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