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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第69章 夏の終わりの夕暮れ
「さて、そろそろ行こうか?
莉愛菜、夕飯作るんでしょ?」
すみれさんがそう言って荷物をまとめ始めた。
結局すみれさんと長話しして、あっという間に時間が過ぎてしまったのだ。
確かにそろそろ帰って夕飯の支度をしなきゃ。
「すみれさん、今日はありがとうございました。
あたしの為に時間作ってくれて嬉しかったです。」
あたしの気分転換に外に連れ出してくれたすみれさん。
その優しさが嬉しかった。
「何言ってんのよ!
あたしも買い物してストレス発散できて楽しかったっ。
また来ようね!」
そう言ってすみれさんは爽やかに笑った。
あたし達はカフェを出て帰路に着く。
ふと空を見るとなんだか黒い雲が空を覆っていた。
「さっきあんなに晴れてたのに!
今日雨降るなんて言ってたっけ?」
あたしは首を傾げる。
「天気予報では晴れだったけど。
もしかしたら最近多いゲリラ豪雨?!」