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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第73章 眠り姫
少し離れた所からドリブルをしてシュート。
上手くゴールが決まったり、決まらなかったり。
もっと完璧になりたい。
確実にシュートを決められるように。
こうしたいと思った事をすんなりできるような、そんな力を身につけたい。
そんな風に俺がバスケに夢中になっていると、一台の車が入ってきた。
その車は迷うことなく車庫に向かっていく。
「父さんの車だ。」
俺はその車を目で追う。
もう帰ってきたのか?
すると後ろから声がした。
「海斗、何してるの?」
振りかえると母さんだった。
「バスケしてたんだ。
今父さんの車が入ってきたけど…
もう帰ってきたの?」
いつも忙しい父さんは、こんな午後の太陽が高い時間に帰ってくる事なんか滅多にない。
「そうよ。
海斗に紹介したい子がいるから、お勉強が終わったら詳しく話すわね。」
母さんが笑顔で言う。