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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第73章 眠り姫


それから俺は父さんたちと皆で本邸に戻った。

「海來がお昼寝してるから、一緒に寝かせてあげましょう。」

そう言って、鞠子様が本庄さんを海來が寝ている部屋に案内する。

「ですが、海來様の部屋に寝かせるのは…」

本庄さんが躊躇っている。

「何言ってるの。
そんなことで遠慮しないで。」

母さんは無理矢理本庄さんを連れて行った。

俺は何故か妙にその”りあな”と呼ばれた子が気になった。

大人たちの雰囲気がそうさせているのだろう。

それでも、家庭教師の来る時間は迫ってる。

父さんは談話室と言う名のリビングに行くと言うので、俺はそのまま部屋に戻った。



その後、家庭教師が来て勉強を見てくれた。

それでも俺の頭の中にはさっきの子の事が離れないでいた。

先生はそんな心ここにあらずな俺に怒りもせず、根気よく勉強を教えてくれた。


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