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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第73章 眠り姫
そしてしばらく勉強をして、家庭教師が帰った後…
俺は急いで談話室に向かった。
そこには父さんと母さん、そして本庄さんがテーブルを囲んだソファーに座って話している。
俺に気付いた父さんが俺を呼んだ。
「海斗、こっちにおいで。」
俺は静かに父さんの元へ。
すると並んで座る父さんと母さんの間に座るように促された。
「海斗、本庄は俺たちの家族だよな?」
俺の顔を覗き込んで父さんが聞く。
「うん。」
俺は即座に頷いた。
本庄さんはずっと父さんの秘書をしていて、俺が物心ついた時には既にこの家に出入りしていた。
血は繋がっていなくても、父さんの秘書の本庄さんとはこうやって関わる事が多いから、俺の中では家族と何も変わらない。
「海斗様…。」
何の迷いも無く頷いた俺を、向かい側に座る本庄さんは驚いたような顔をして見ていた。