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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第73章 眠り姫
「でも、それがどうかしたの?」
俺は思った事を素直に口にした。
そんな分かり切った事をいきなり改まって聞いてきて、どうしたんだろう?
すると
「本庄が家族なら、本庄の娘である莉愛菜も俺たちの家族だ。
これからは頻繁に莉愛菜がこの家に遊びに来るから、海斗、莉愛菜を見てやってくれるか?」
俺の頭に手を乗せて聞いてきた。
「いいよ。
俺が時間ある時は遊んであげる。
女の子と何して遊べばいいかよくわかんないけどさ。」
俺は父さんに向かって頷く。
「ありがとうございます、海斗様。」
俺に深く頭を下げる本庄さん。
そんな姿を見て俺は首を振った。
「頭上げなよ本庄さん。
俺別に大変な事頼まれてるわけじゃないんだから。
ただ遊んであげればいいだけでしょ?
小さい子と遊ぶのは海來で慣れてるから平気だよ。」
俺が微笑めば本庄さんは悲しそうに歪めていた顔を笑顔にした。