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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第73章 眠り姫


俺に付いてきたのは本庄さん。

娘の様子が気になるんだろう。


海來の部屋まで行く間、あの子の事を少し聞いた。


とても明るくて笑顔の似合う女の子。

本庄さんと、奥さんの桜さんはあの子の笑顔が何よりの癒しだったらしい。

そして、年は5歳。

海來よりも一つ下だ。

そして俺よりも5歳下。

通りで小さいと思った。


海來の部屋に辿り着く。

俺はまだ寝てる二人を起こさないようにノックはしないでドアを開けた。


夕暮れに近づくオレンジの光が部屋に差し込んでいる。

その中に並ぶ二つのベッド。

一つは海來のベッドに海來が寝ている。

そしてもう一つは、俺が小さい時に使っていたベッドだった。

まだこんな物取ってあったのか。

”りあな”というその子の為にどこからか出してきたんだろう。


俺はまっすぐ弟ではなく、俺のベッドに寝ている子の方に向かった。


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