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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第73章 眠り姫
真ん丸な瞳をキラキラさせて俺をじっと見つめてくる。
娘の視線が俺に行ってると気付いた本庄さんは俺を紹介した。
するといきなりパッと顔を輝かせる。
「パパが言ってたお兄ちゃんたち?!」
そう言って、俺と、隣のベッドで寝ている海來を交互に見つめる。
「お兄ちゃんじゃなくて、海斗様、海來様って呼ぶんだぞ。」
本庄さんが言う。
それを聞いてるのか聞いてないのか、瞳を輝かせたままその子はベッドからスルリと降り、俺目がけて突進してきた。
ドンッ――――
俺に勢いよく抱きついてきたその子。
本庄さんが慌ててる。
そんな事気にしてないのか、その子は俺に抱きついたまま俺を見上げた。
「りあなだよ!
りあな、お兄ちゃんほしかったの。
お兄ちゃんに会ってみたかったの。
だからとってもうれしい!」
そう言って俺に心からの笑顔を向けた。