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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第74章 ただ君を想う
「莉愛菜っ?!」
「あた、し…ママ…を殺し、たの……」
「莉愛菜っ」
「ママ……あたしが、傘…拾いに行ったから……お気に入りの……パパが、買ってくれた……飛ばされて…ピンクの……道路に……」
俺と本庄さんが呼んでも、ただゆっくりと掠れた声で語り続ける。
懺悔しているようなそれに、俺たちは何度も名前を呼んだ。
「莉愛菜、しゃべるな。もう少し休め。」
「莉愛菜、大丈夫だから。」
それでも思い出した事実を口にしていく莉愛菜。
涙が枕にどんどん吸い込まれていく。
呼吸も荒くなる。
「はぁ、はぁ……ママ…タクシー……探して…あたし、傘拾って……はぁっ、…可愛くて…見惚れて…はぁ、はぁ」
「わかった!わかったからっ」
「そしたら…はぁっ……トラック……あたしっ、はぁ…ママに付き跳ばされ、て…ママが…はぁはぁっ…代わりにっ…あたしの、代わりっ」
そしてその時
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」