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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第75章 笑顔
すると、真っ暗な闇の中に、一際闇が深い、暗い扉が現れた。
大きな大きな扉
これはなんだろう?
どこに繋がってるのだろう?
わからないけど、なんとなくわかるのは、
この扉を開けたらきっと戻っては来れない
向こう側から開ける術は無いだろう
これで、終わりだ
あたしはそのドアに手を掛ける
最後に静かに口を開く
「パパ、海斗…そしてママ。
こんなあたしを愛してくれて、ありがとう。」
暗闇の扉の取っ手にてを掛けた
すると
『莉愛菜。』
誰かの声がした。
それと同時に感じた取っ手を握ってる手に重なる暖かさ
あたしの手に、誰かの手が重なっている
誰かの白くて細くて、優しくて、暖かい手
「……ママ?」
あたしの隣にいたのは、紛れもなくママだった。