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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第79章 求め合う身体


こういう仕草とか、優しく笑った時の目が海斗に似てるなって思う。

普段の様子は対照的な二人だけど、やっぱり兄弟なんだよね。

「せっかく家に帰ってきても莉愛菜いないからつまんなかったよ。
ねぇ莉愛菜、今度デートしよっか?」

とってもキラキラした笑顔で微笑まれて、どう返したらいいか分からなくなってしまった。

「で、デート?!」

思わず口ごもる。

すると海來君は口を尖らせて拗ねたように言った。

「だって、いつも莉愛菜には兄ちゃんがくっついてるだろ?
たまには兄ちゃん抜きで俺も莉愛菜と遊びたいし。」

”昔はよく二人で遊んだよな”

そう言って笑う海來君に、昔の事を思い出した。

あたしの一つ上の海來君は、習い事で忙しい海斗がいない時遊び相手になってくれた。

お屋敷の色々な場所に連れてってくれたっけ。

それでよくメイドさん達に怒られたっけ。


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