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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第79章 求め合う身体
至近距離で見つめ合うあたしと海斗。
海斗はあたしの腰に腕を回して見降ろしてくる。
「海斗?」
「莉愛菜、やっとお前を抱けるな。」
耳元でいつもより低く囁く。
それだけでビクッと身体が震えた。
「か、海斗待ってっ」
海斗の胸を押す手を掴まれて微笑まれる。
「莉愛菜も俺が恋しかったんだろ?
さっき目がそう言ってた。」
あたし、どんな目をしてたんだろう?
海斗の目は、いつもの優しさに獣のような獰猛さを滲ませていた。
「海斗、あたしそんなこと言ってない」
首筋にキスをする海斗に言うと
「じゃぁ莉愛菜は恋しくなかったのか?
抱きしめて、触れるだけのキスしか出来なかったこの1ヶ月。
お前は満足だったのか?」
そう言われて返事が出来なかった。
だって、あたしは欲してた。
もっと先を。
海斗の温もりを。
それをさっきの深い深いキスで実感したの。