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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第82章 海來君と海斗
海斗に不安をぶつけるように抱かれてから、一緒にお風呂に入り出掛ける準備を整えた。
海斗は今日仕事がお休みだから家でのんびりするらしい。
恭介さんと会うとも言ってた。
あたしはお気に入りのワンピースを着て、髪を片側に寄せて緩い三つ編みにした。
そんなお出かけモードのあたしを見て海斗が眉を寄せた。
「海斗?」
何か変だったかな?
あたしは自分の身だしなみをもう一度チェックした。
すると、
「海來と出掛けるだけなんだからそんなに気にしなくていい。」
さらに眉間の皺を深くしながら海斗が言う。
「でも、外に出るし、たまには可愛くしたいもん。」
あまりお出かけしないから、こんな時くらいおめかししたい。
海斗はあたしを抱きしめて、首筋に顔を埋める。
「それ以上可愛くなってどうする。
俺以外の男を誘う気か?」
海斗の不機嫌な声が響く。