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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第82章 海來君と海斗
「おはよ~!!
莉愛菜準備できた~?…って。あれ?
莉愛菜、顔赤いよ?どうしたの?」
ノックの音と同時に入ってきた海來君は、あたしの様子に首を傾げた。
「莉愛菜、海來から絶対離れるなよ?」
何事も無かったかのように顔を覗き込む海斗。
海來君にまで覗きこまれて余計恥ずかしい。
イケメン兄弟のアップは刺激が強すぎる。
「み、海來君おはよう。なんでもないよ?」
とりあえず海來君に挨拶。
すると、
グイッ
顎を持って無理矢理顔を自分にむけた海斗が眉間に皺を寄せて言う。
「わかったのか?莉愛菜。
海來から離れるな。」
「うん、わかった。
大丈夫だよ海斗。行ってくるね。」
そう言うと、海斗は突然顔を近づけて
チュッ
唇に触れるだけのキスをした。
「ちょ、ちょっと海斗?!」
海來君がいるのに!!
「ははは。兄ちゃん莉愛菜借りてくよ~。」
笑ってる海來君に腕を引かれ、部屋を後にした。