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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第82章 海來君と海斗


その後、海來君の運転する車で海來君の住んでいる家の方に向かった。

「この間話したケーキが美味しいカフェ、家の近くなんだ。」

海來君は大学の最寄駅の傍の高層マンションに住んでいる。

今日はそこに車を止めて、歩いて向かうらしい。

「カフェなんて、すみれさんと行って以来だな。楽しみっ!」

「そっか。莉愛菜が気にいるといいけど。
兄ちゃんとは行かないの?」

車を運転する海來君は、前を向きながら聞く。

「うん。海斗とはあまり出掛けないなぁ。
たぶん、出掛けるのあんまり好きじゃないんだと思う。」

本当は、海斗といろんなところに行きたい。

デートらしいデートって、そういえばしてないもん。

「あぁ、兄ちゃんはね~。
煩わしいんだよ、いろいろと。」

海來君の横顔を見ると、何故か苦笑していて。

「煩わしい?
何かあるの?」

ふと、思った事を口にする。

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