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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第82章 海來君と海斗


葉月さんは、このカフェのオーナーの親戚らしい。

ちょうど大学の傍だからバイトする事にしたんだって。

「カフェでバイトなんて憧れるな。楽しそう。」

「そう?結構大変みたいだよ。
葉月、お嬢様だからバイトなんてしなくてもいいのにしてるんだ。
物好きだよねぇ~」

海來君が悪戯っぽく笑って言うと

「誰が物好きだって?」

葉月さんが後ろで海來君を睨んでいた。

「ひぇ~!ごめんなさい葉月様~!!」

「調子に乗るな!」

テーブルにお盆を置くと、葉月ちゃんは海來君の頭を思いっきり叩いた。

「いってぇ~。
お前のパンチまじで痛いんだからさ~。」

海來君は涙目になってる。

「だって、自分で使うお金くらい自分で稼ぎたいじゃない。」

そう言って涙目の海來君なんてお構いなしな葉月ちゃん。

「あははは。」

そんな二人が面白くて思わず笑ってしまった。


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