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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第82章 海來君と海斗
海來君のその質問に、考えながら口を開いた。
「何でだかはあたしもよく分からないんだけど、重いと思った事は無いな。」
今までの事を思い出しながら語る。
「それもね、海斗だからなのかも。
あたし、お屋敷に久しぶりに来てから、海斗を海斗だって分からなくて…」
「あぁ。兄ちゃん結構見た目ってゆーか、雰囲気とか変わったもんね。」
「うん。だからわからなかったんだけど、なんか初めから海斗はあたしを気付いてて、今と変わらずまっすぐ接してくれてた気がする。
まっすぐ”好き”をぶつけてくれてた。それがあまりにもまっすぐだから、重いとか考えた事無くて、なんでこんなに想ってくれるんだろうって思ってた。」
「兄ちゃんが莉愛菜を守りたいと思ったきっかけは小さい頃の事だよ。
莉愛菜は知らない?」
「ずっと待ってたとは言われたけど、詳しくは…」