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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第82章 海來君と海斗
海來君がとっても晴々した顔をしてて、あたしは嬉しくなった。
それから残りのケーキを食べながらいろいろな話をした。
「そういえばさ、莉愛菜と兄ちゃんの関係父さん達には話したの?」
「それが、まだなんだよね。」
話さなきゃって思ってた時にあたしが事故に会ってうやむやになっていた。
「本庄さんも知らないの?」
「あ、パパはね…」
あたしは、あの病室での出来事を話した。
海斗がパパに頭を下げてくれた事。
「へぇ、あの兄ちゃんが人に頭下げるなんてね。」
「あたしもびっくりしたの。」
海斗の真摯な想いが伝わってきて、とても嬉しかった。
本当にあたしの事、真剣に考えてくれてるんだなってわかった。
「それ、見たかったなぁ~。」
海斗が頭を下げる姿を想像しているのか、海來君は楽しそうに笑った。
「あ、もうこんな時間だ。
そろそろ行こうか?
あんま遅くなると兄ちゃんが煩いしね~。」