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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第83章 ほろ酔いご主人様
「海斗、俺がいるの忘れてるだろ?」
後ろから恭介さんの声が聞こえて、あたしは慌てて海斗から離れた。
それが面白くないのか、不満が思いっきり顔に出てる海斗。
「ははは、そんな怒るなよ。
予想はしてたけど、実際目の当たりにすると見てるこっちが照れるんだからさ。」
恭介さんはそんな事言いながらとても楽しそう。
恭介さんも酔ってるのかな?
「莉愛菜ちゃん、海斗ずっと莉愛菜ちゃんの話ししてるんだよ。」
「あ、あたしのですか?」
そういえば、前にすみれさんにも言われた事があった。
”海斗は莉愛菜病だ”って。
「今日は莉愛菜ちゃんを海來に取られてご機嫌斜めでね。
その鬱憤を晴らそうと飲みすぎたみたいだ。
俺としては面白いからいいんだけど。」
海斗を見ながら可笑しそうに笑う。
「海斗、もうお酒やめよ?」
あたしは海斗からワイングラスを奪った。